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2004/07/30

池脇千鶴、三輪明日美、松浦亜弥

 「火消し屋小町」に池脇千鶴が、「天花」(今週だけ、見逃した人は、土曜9:30からNHKBS2で1週間分まとめ再放送)に三輪明日美が、「愛情イッポン!」に松浦亜弥が出ている。

 なんで並べたかというと、彼女たちの演技度合いが、気になるからだ。
 役者の演技派は、初見のイメージが付きまとうはず。だから、そこで激しく惚れ込んでしまうと、その後の作品は、どれを見ても、何か違うなぁ、、、、ということになる。テレビドラマなど、毎クール出てくる人や年に1度は出てくる人などは、演技が変化しても、そう気にならない。自分の子どもはいつまでたっても赤ん坊の頃のイメージを越えられないのと同じだ。
 ところが、あまり頻繁に見かけない人は、見る度に演技が変わる。テレビや映画に出ていなくても、舞台をやっていたりライブをやっていたりで、磨かれ、研究しているからだ。

 池脇千鶴は、激しく変化を感じる。最初は何で見たのかよく覚えていないが「ほんまもん」でしっかり認識した(ってのは前にも書いたよね)。で、「きょうのできごと」で、ひさしぶりに見て、続けざま「火消し屋小町」。コメディ力の格段のアップが見られ、素の良さが後退しているように見える。(「大奥」をなんで見ていなかったのか、非常に後悔している。。。。。)でもボクは、好感と期待を持って見ている。背が、もうちょっとあればなぁ。。。。。。。。。ロリから脱却するのは大変だよね。
 あまりに久しぶりすぎて、昔を思い出せない、三輪明日美。「ラブ&ポップ」の時は、確かに若くて新鮮ではあった。今だって十分若いんだけど、かなり普通の人だ(でも、今日は見せ場が多くて、がんばってこなしていて良かったよ)。残念だけど、先はあまりない感じがするなぁ。「天花」では、ゲストとしてけっこういい役をもらったけど、他ではマニアックな活動だよね。

 なぜ二人を並べたかというと、存在感でデビューした人たちだから。日本映画での若い女優登用はそういうやり方が多いけど、イメージだけで使う。だから、演技はしないまま注目されてしまったりすることがある(長澤まさみも、そんなことを言っていた。前の映画の時には、演技をしないように注意されたって)。そんな風土の中で彼女たちもデビューしていて、今になって普通の役者に混じって普通の演技をしている。池脇なんかは、そこで独自の才能をやっぱり発揮しているからすごいんだけどね。三輪は、普通に普通の演技で、別に三輪じゃなくてもいいよこの役は。

 で、松浦なんだけど。TVドラマでは「最後の家族」の時がほぼデビューだと思うんだけど、かなりいい感じだった。映画「青の炎」も、よかった。
 なのに、「愛情イッポン!」は、、、、、、、、、アイドル「あやや」が入ってしまっていて、いまいちよろしくない。これは、「東京湾景」の仲間由紀恵にもいえる(関係ないけど、仲間は「ラブ&ポップ」にも出てたね)。シリアスな演技が最初できていたのに、オリジナルのキャラクターが、その演技の中にも顔をだすようになってしまっているのだ。これは、良い方に転がることもあるけど、とても鼻につく状態になることもある。だから、松浦には期待していたのだけど、ちょっと先にあるのは「あやや」でしかないかも、って思いはじめている。
 仲間由紀恵も、このままでは「トリック」以外では見たくないかも、、、(^^;。

 とにかく役者は、ちゃんと登場して、ちゃんと成長してもらわんと、困るってことで、、、、、(^^;。

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コメント

私はちょっと感想が違うんですね。

三輪明日美っていうのは、相当に凡人で、何か勘違いして芸能界に入ってきたという印象すらあります。お姉さんと独立したときにも、ちょっと…って思っていました。でも、『ラブ&ポップ』は演出力ゼロの監督が、センスと技術だけで撮った作品だから、ああいう書き割りみたいな素人でよかったんだよね。原作から受ける《吉井裕美》っていう女の子の雰囲気とも合っていたように思うし。パーツがうまくハマったという感じ。渋谷のセンター街で吹き飛ばされたのが最後の印象なので(笑)、今日の『天花』みて、ああ、頑張っているだな、と…。

一方、『大阪物語』は、市川準が演出して、犬童一心が脚本書いているから、そもそもの下地は《映画》として成立する勝算はあったと思うのですね。ジュリーと田中裕子もいたし(庵野秀明自身もテクニカルな方向に振ることで未経験の実写で《映画》を成立させるという算段は立てているけど)。そもそも『大阪物語』は、市川準が池脇を撮ろうということで出た企画だから、いくらへボでもある程度ハマって当然。ところがふたを開けると、監督も驚くくらい池脇の出来がよかった。

で、やっぱりどのような演出家とやるかということだと思うのですよ。池脇千鶴は欲がないっていうか、もっと脚本選べる立場なんじゃないのかな、という。若手演技派っていうより、なんだかアイドル女優化している。テレビの仕事が好きなのかな。ちょっと典型的な道ではあるけど、舞台をやると違ってくるかなあとも思ったりね。

投稿: れん | 2004/07/30 18:16

もちろん。演出家や監督や脚本家のモノですから、作品は。タレントでしかないですからね、役者は。
出版物が、編集者のものであって、デザイナーや、カメラマンのものではないのと同じで(^^;。

いくらそれなりのキャリアがあるとはいっても、選ばれてナンボの商売でしょう、女優は、呼ばれてはじめて、出るかどうかを決められるんでしょうね。
たぶん、池脇は今、仕事がしたい時期なんだと思うし、いろいろやらないと不安なのかもしれない。実際このままだとやれる仕事が限られてしまうだろうから。いつまでもあの童顔と体型では、あと10年くらい経たないと、ハタチ前後の役しかハマらないだろうし。
「火消し屋〜」でも、ちょっとしたキスシーンとかやたら多いのが気になる。あのドラマ枠は、そんなにラブシーンなど期待している視聴者はいないはずなんだが。。。。アレは、リアリティをだすために彼女が率先して提案しているんじゃなかろうか?と、あのがんばり演技を見ていると、思いたくなりますね。
とにかく、池脇は、無理をしているっぽい。
ってことなんじゃ?(^^;

大天才大竹しのぶのように、ゆっくりとやって行けばいいんじゃないかと思うのだけど、、、、ね(^^;。

投稿: | 2004/07/31 15:05

そんな感じですかね。

> 大竹しのぶのように、ゆっくりとやって行けばいいんじゃないかと思うのだけど、、、、ね(^^;。

舞台経験の差がとても大きいもののように思えてきました。今の若手俳優で、演劇から来ている人というか舞台劇をやっている人っているんでしょうかね。

投稿: れん | 2004/07/31 19:09

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